昨年出会えた釜炒り茶作りのお家の方がお茶を作り始めたよとのお知らせをいただいて、今朝ご挨拶にうかがいました。
津和野自家製茶の作り方
・摘採
庭先の新芽を茶鋏で刈る
・釜炒り
マタギ(葉を炒る棒)は80代の作り手さんが嫁入りする以前からこの家にあったもので、何の木なのかは分からないそう。黒文字製が良さそうです。釜に投入する葉量はいつも使っている竹籠にいれて目安としています。
・揉捻
揉捻機には、二釜分の釜炒り葉が必要です。伊達製揉捻機がまわります。
・天日干し
庭に敷き詰めたゴザの上に揉捻した茶葉を均等に解き散らします
※作り手さんが作業中飲むお茶メモ
作業中に飲んでいる一見ほうじ茶に見えたお茶は、昔ご先祖さまがわからない病気になって、四国お遍路に行った時、お大師さまが夢枕にたって指し示した樹木の皮を煎じた茶(馬の骨木茶)で医者も直せなかった症状が治りました。以来、庭の祠にお大師さまを祀っています。
2023年5月11日Facebook記事より