ルー族の村へ@少数民族の手仕事に出会う旅⑤

青モン族の村から3時間半の移動時間が、レアアース開発に付随した大規模道路工事の最中のルートで、予想到達時間を激しく遅延することとなりました。ベトナムが中国に次ぐレアアース生産量なのは初耳でした。2022年時点で世界全体の約20%を占めているそうです。
ライチョウ省のドンパオ鉱山とイェンバイ省のイエンフー鉱山でそれぞれ国をあげての産業化への取り組みが行われています。
遠くに目線を外せば、茶畑と棚田風景。モン族が黄金色の棚田で稲刈りをする風景は世界中から撮影する人たちが集まるスポットとなっているのだそうです。
ライチョウ郊外の茶の段々畑麓にあるルー族の村。
成人するとお歯黒をつけるのが特徴のルー族も現代化の波が来ているのか、この村でお歯黒をしている女性はチラホラでした。機織り刺繍技術が秀でているという評判はその通りで、訪ねた家の外には、機織り機が現役で置かれていました。
最近作られた新しい都市ライチョウは昔はモン族の村と茶畑が広がる場所でした。そこを切り拓いて作られたので非常に人口の少ない、観光スポットの無い都市ですが、漢方薬材や茶などの農産物に加え、レアアースによって大きな発展が期待されています。
ライチョウでの夕食は鍋。海鮮、肉類、野菜などの具をほどよく煮たら全部鍋からあげて、また新たな具材を入れて煮る、煮込まないのがベトナム鍋スタイル。お茶は発酵させた生葉だとか。興味津々、茶殻を見てみたかったけれど、給茶器だったのでかなわず。
30℃超の日々だからコート持って来たら邪魔になると言われたけれど、半袖になれるのはいつのこと?明日は5時起きで、最北部山頂のダオサン日曜日市。寒そうだ😆

~2024年3月10日facebook記事より

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