








昨夜ちっさい家守がトコトコ歩き回っているのを見守っていたせいか、その子が外の世界を冒険しようと私の荷物に隠れて外に出たら暑過ぎて干涸びちゃったという悪夢を見て、明けるにはまだまだ早い4時に目が醒めてしまいました。ちょっと家守を恨むも、外から聞こえる虫たちの密やかな合唱が素晴らしかった🥰
そんな一日の始まり。イベントに備えて朝食をしっかり食べて、儀式に間に合うよう8時に出発。
村役場や観光協会のある村の中心地上椎葉から村タクシーにて1時間弱、火入れ会場不土野向山日添へ。この日添(ひぞえ)という地名は日当たりが悪いという意味で、日当たりが良い日当(ひあて)という地名と対になって集落に存在するようで、熊本県球磨郡五木村にも同じ対の地名があります。
雨が降らない日が数日続いて、十分に乾燥した状態でないと決行されない焼畑、今夏未曾有の暑さが焼畑に関しては吉となりました。
受付でエントリーして、9時の開会の挨拶で行事が始まります。
焼畑予定地(昨年伐採した斜面)の下に移動して火起こしを行います。「海、山、海、山・・・」の掛け声で両側から綱を引っ張りあって、火種が生まれたら、ぐるぐる回して大きく育てます。火を焼畑予定地に移動させたら、神様にささげる儀式を行います。
このヤボに火を入れ申す
ヘビ、ワクドウ、虫けらども、
早々に立ち退きたまえ
山の神様、火の神様、
どうぞ火の余らぬよう
また、焼け残りのないよう、
おん守りやってたもりもうせ
火は風上から横に広げ、風上におろして行き、燃え切るまで昼食休憩をはさみ、午後から蕎麦の実を播くのです。
主催者が継いで27回、設定日に焼畑ができたのは今日で5回目、決行できたとしても火のコンディションが悪いこともあります。本日は火の回りが早く、ランチ後見に上がった時はキレイに焼け上がっておりました^_^
《椎葉山地域焼畑の特徴》
・火入れ面積が小規模
・火入れをパッチ状に行う
・輪作体系
1年目 火入れ(ヤボ焼き)直後にソバ
2年目 ヒエやアワ
3年目 アズキ
4年目 ダイズ
5年目以降 20〜30年休閑
火入れ前年 伐採(ヤボ切り)
・長い休耕期間を置いて森林を回復
《椎葉山の焼畑メモ》
・高千穂郷・椎葉山地域では、森林からの恵みを巧みに活用した複合的農林業が営まれ、その源である森林を大切に保全管理してきた。
・神楽などの農村文化も地域に深く根付いている。
・地域コミュニティの結束力が強い。
「山間地農林業複合システム」→世界農業遺産登録
モザイク林=椎葉山地域は、木材のための杉や檜、椎茸栽培のための櫟、3種類の照葉樹がパッチワーク状に広がっている。
2024.08.03facebook記事より

