梅雨明けやらぬ今年の黒茶作り。
本日は、桶付けしていた茶葉を取り出して揉捻した後、再び桶に戻して嫌気発酵させる第二段工程。
石鎚黒茶に棲息する微生物Rhizomucor variabilisの様子がわかる日です。
木桶に漬けた茶葉に蜘蛛の巣のように繊細な白カビを見つけていたあの頃が懐かしい。今年のカビたちは所々小さな玉を作ってる。どんな黒茶になる予兆なのかわからない🤫
黒茶を作る白カビたちがプラ桶のことをどう思っているのか、それは出来上がった時の滋味が教えてくれるでしょう😊
『千足山物語』
享保年間から最後の村人が山を去った10年前まで存在した石鎚山に存在した千足山村に生きた人々の歴史、生活、歳時記、民間療法、妖怪談、通過儀礼をまとめた一冊。独特のお茶作りを生んだ村の始まりから終わりまで。
夏山で読んだら妖怪に気づくかな?😆
2020年7月25日facebook記事より