赤レンガ倉庫と呼ばれ親しまれている静岡県菊川市堀之内に建つこの建物は、明治13年に横浜で茶の輸出を始めた富士製茶が、静岡市と菊川市に茶工場を設け、明治33年(1900年)にその茶の貯蔵を行うために建てた倉庫であり、静岡茶産業が発展していった歴史を今に伝える歴史的建造物です。倉庫の一角に床と天井に相対する場所に四角い穴の跡が残っています。この穴に柱を立てて柱と柱の間に板をはめて仕切り、合場とされました。お茶のブレンド作業をする場所のことです。
JR菊川駅から徒歩2分、日曜日に中を見学できます。
(2017-7-20)
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