shinowazuri– Author –
shinowazuri
-
京都
妙心寺退蔵院🌸2021京都桜の頃16/48
臨済宗大本山妙心寺は46塔頭で形成される寺町で、そのなかで退蔵院は1404年に建立された古刹です。室町時代の画聖狩野元信が作庭した枯山水庭園や池泉回遊式庭園余香園、一年を通じて草花にやすらげます。 退蔵院と言えば、国宝指定されている『瓢鮎図(ひ... -
京都
仁和寺でいっぷく桜菓子🌸2021京都桜の頃15/48
門跡寺院とは、皇族が住職を務める寺院。897年、宇多天皇が譲位して出家し、仁和寺第一世宇多法皇になってから皇室出身者が代々門跡を務めました。 17世紀前半に植えられたと記録にある仁和寺御室桜の樹齢は360年。 1706年に著された『京城勝覧』ではすで... -
京都
桜舞う龍安寺🌸2021京都桜の頃14/48
龍安寺の枯山水庭園は長方形の白砂に15の庭石が配置されたもの。作庭者不明、物語が諸説あるなど、想像の余地をもつ枯山水で、抽象造形極致と評判が高い庭園です。塀の向こうに2本の桜がありますが、生き物ですから開花のタイミングはずれます。2本の桜... -
京都
大徳寺黄梅院と大徳寺納豆🌸2021京都桜の頃44/48
黄梅院は、織田信長が建立し、豊臣秀吉が増築した戦国大名に縁の深い寺。利休が66歳の時に作庭した直中庭は、秀吉の軍旗瓢箪をかたどった池、大徳寺二世徹翁和尚が比叡山から持ち帰った不動三尊石、加藤清正伝承の朝鮮灯篭が配された池泉式枯山水庭園です... -
京都
今宮神社あぶり餅🌸2021京都桜の頃13/48
疫病が流行ると疫神を神社にまねいて鎮めた時代より、今宮神社ではやすらい祭が行われてきました。やすらい祭とは、京都三大奇祭の一つ、平安時代桜の花が散る頃に疫病が流行り、これを疫神の祟りと信じ、散る花びらのように飛散する疫病をしずめ、無病息... -
京都
建仁寺開山堂早朝特別拝観②🌸2021京都桜の頃42/48
「京都最古の禅寺 大本山建仁寺 早朝特別拝観」に参加して、お話を伺いながら、境内を案内していただき、最後に通常非公開の開山堂を参拝することができました。 栄西禅師の茶碑の後方に、開山堂があります。開山堂には栄西の座棺を収めた石壇、源頼家の束... -
京都
建仁寺開山堂早朝特別拝観①🌸2021京都桜の頃41/48
「京都最古の禅寺 大本山建仁寺 早朝特別拝観」に参加して、お話を伺いながら、境内を案内していただき、最後に通常非公開の開山堂を参拝することができました。 建仁寺は1202年、将軍源頼家が寺域を寄進し栄西禅師を開山として百丈山を模して建立されまし... -
京都
東寺夜桜🌸2021京都桜の頃12/48
主役は不二桜と黄金に輝く五重塔、そして飛んできた鷺。 光をあびて金色に輝く東寺の象徴五重塔は、826年の弘法大師から始まり4回もの消失を経て、現在見る五重塔1644年に徳川家光寄進によって建てられた高さ55m、現存する日本の古塔中最高の塔です。 不... -
京都
八坂庚申堂とかさぎ屋🌸2021京都桜の頃11/48
お手玉のような丸い布袋が沢山ぶら下がる八坂庚申堂。これら布袋はくくり猿と言い、手足をくくられて動けなくなった猿の姿のお守り。欲望のままに動くことを防止する、欲を我慢することにより願い事が一つ叶うと言われています。 甘味屋が軒をつらねる東山... -
京都
大河内山荘の春🌸2021京都桜の頃10/48
嵐山を象徴する竹林の小径に面した百人一首に詠まれた小倉山南面には、戦前を代表する時代劇スターの一人であった大河内傳次郎が昭和6年34歳から64歳で亡くなるまでの30年もの月日をかけて求めた美を表現した山荘です。 庭園は回遊式借景庭園で、春この日...