ハーブティー&チャイの世界が広がる御屠蘇散作り

御屠蘇(おとそ)は、正月に一年の邪気を払い、長寿と健康を願って飲む祝い酒。その起源は古く、3世紀、三国志にも登場する神医華佗が考案したと伝わります。華佗のレシピは『本草項目』によると以下の通り。
「華佗の方、元旦に之を服すれば、疫癘、一切の邪気を退ける。赤朮、桂心七銭五分、防風一両、茇葜五銭、蜀椒、桔梗、大黄五銭七分、烏頭二銭五分、赤小豆十四枚」
屠蘇(邪を屠り、身体を蘇らせる)の名の通り、華佗のレシピは瀉下作用強めのアグレッシブなものでありました。
屠蘇散が日本に伝わったのは、桓武天皇の頃とも嵯峨天皇の頃とも伝わり、平安時代には無病息災を祈る新年の儀式に使用されました。
17世紀、当時一家に一冊ぐらいの勢いで売れた健康のバイブル『養生訓』(貝原益軒著)には、「元旦の朝、一家揃って初日の出を拝み、年少の者から順に御屠蘇をいただいて無病息災を祈る」と御屠蘇の記載があります。
清酒に漬ける漢方薬材は主に身体を温めるものが用いられ、薬効というよりも縁起物としての意味で、少量いただきます。
参加した実習では7種類の薬材粉末をそれぞれの比率で調合して一包2gのティーバッグを作りました。
このティーバッグを300mlほどのアルコール(清酒、ワイン、焼酎など)に一晩漬けて翌朝飲む感じです。
ハーブティー(500~600mlの湯に2gのティーバッグ)やチャイのスパイスとして用いても良いとのことでした。

2025.11.03facebook記事より

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次