雅安は世界で最も早く茶の栽培が行われた地域。紀元前53年、呉理真が現在の雅安市名山県内の蒙頂山山頂に7株の茶を植えたことによって茶樹栽培の歴史が始まり、唐代以降雅安は朝廷から定められたチベット地域への茶葉輸送拠点となり、宋代の茶馬交易、明清代の茶葉貿易によって青蔵高原に達する川蔵茶馬古道が形成されました。雅安で作られる黒茶蔵茶が伝統的に飲まれている地域は、チベット、チャン族、回族、モンゴル民族など少数民族地区。
明清代に実行された茶によって辺境を司る“引岸制”の“引”は定額配給、“岸”は生産と販売指定のことで、これによってチベットなどの少数民族に蔵茶を飲む習慣が根付いたのです。
四川省雅安のお茶を扱うブースは、蒙頂山の高級緑茶から紅茶、黒茶さまざまなお茶が展示されていました。試飲させていただいたのは、煮出した周公山茶廠の黒茶。飲みやすく美味しい黒茶だったので、何度も足を運んでしまいました^^
雅安是世界上有文字记载人工种茶最早的地区。公元前53年,茶祖吴理真在今雅安市名山县境内的蒙顶山之巅,种下七株茶树,从而开启了人类种植茶叶的历史。从西汉至今的两千多年,雅安都是我国最重要的茶叶种植加工、贸易基地。从唐代起,雅安又被朝廷确定为内地向藏区输送茶叶的基地。宋代的茶马交易以及明清时代的茶叶贸易,形成了一条贯穿横断山区、通达青藏高原的川藏茶马古道。
藏茶的传统消费区是藏区和羌、回、蒙等少数民族地区。明清时代以茶筹边,实行“引岸制”。“引”就是配给的定额,“岸”就是指定的生产和销售。只有少量的的配给于内地,称为“腹引”。正是这样的倾向,导致了以藏族为代表的少数民族饮用藏茶的习惯。
(2017-1-4)