ドルマバフチェ宮殿と茶器

イスタンブールの二大宮殿と言えば、トプカプ宮殿ともうひとつ、ドルマバフチェ宮殿です。オスマン帝国スルタンの最後の居城であるとともに、現代トルコの父と呼ばれるケマル・アタチュルクが官邸として使った場所としても知られています。新しい世界を作ったアタチュルクは旧世界を象徴するのも有効的に使ったのですね。
トルコは日本よりもお茶(主に紅茶)を産する国で、始まったのは1930年代と遅かったのですが、国をあげて推進したために現在のようにヨーロッパの需要を担う生産国に成長しました。中央アジアからヨーロッパに至る広い地域でトルコのお茶は親しまれています。
ドルマバフチェ宮殿を執務に使用したケマル・アタチュルクは1938年11月10日9時5分、執務中に亡くなりました。故人を偲んで執務室の時計は彼の亡くなった時間が指し示されています。
宮殿の裏はボスポラス海峡にめんしており、眺めの良い景色が広がっています。
~2015年11月19日facebook記事より

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