杭州の伝統小吃葱包繪、その起源は南宋時代、英雄岳飛を死に至らしめた奸臣秦檜に憤った臨安(南宋時代の都、現在の杭州)の人々が油条を秦檜に見立ててギュッと潰して鬱憤を晴らしたことから始まったと言います。
現在のような油条と葱を一緒に甜麺醤をつけた春餅で包むようになったのは、昔望仙橋の袂にあった店の主人が売れ残って冷えて不味くなったものに工夫を加えたものだと伝わっています。
今朝訪れたのは幻のお店孫奶奶葱包檜。住所はあるけれど、昼間行っても、あるのは「孫奶奶葱包烩售完」と書かれた文字のみorz
80代のおじいちゃんと70代のおばあちゃんが半世紀以上も作り続ける消えゆく本当の杭州味、三度目の正直。7時前なのでまだ路上に販売台は出ていないのか、今日はやらないのかわからないので、とりあえず、おじいちゃんが毎朝その日使う食材を購入しているであろう裏の商店街で豆浆を飲みながら時間を潰します。筍🎍の季節です^_^
7時半に再び前を通った時も路上に販売台は出ておらず、これはまた別の早点を探したほうが良いかなと、念のため近づいてみると、里弄の扉が半開きになっているではありませんか!すり抜け入っていくと、二人がせっせと仕込みの最中でした。その場で作ってもらい、桂花糕のことを聞くと、これもまた冷蔵庫に入ったものを焼いてもらいました。早起きしたおかげで路上の行列に並ばなくてすみ、二人が作っているのを見ることができました。
他にたくさん売っているところはあったけど、二人が作る葱包檜だけを求めて得られた嬉しさに尚更美味しい伝統早点の味♪桂花糕は、アツアツの道明寺みたい、目から鱗の美味です💗葱包檜10元、桂花糕5元、豆浆3元。
今回の杭州滞在最後を飾る早点でした٩(^‿^)۶
~2018年4月14日facebook記事より
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