世界お茶を楽しむ会第3回トルコのチャイ

バグラバァ&デイツのロクムとココナッツのロクム

「文発祥の地」古代から現代まで38もの東西の文明が交錯したトルコは、中国、インド、ケニア、スリランカに次ぐ世界第5位の茶生産国です。その産地はリゼを中心とする黒海沿岸に集中しています。一人一日あたりの茶摘み量は200kg〜300kg、急斜面に広がる茶畑を一日中ハサミで刈るとしても驚くほどの量を刈れるのは、熟練した地元民ならではの手際です。1980年代に手摘みからハサミ摘み移行しました。その量に耳を疑って確認した方に、その場にいたスタッフさんが自分の腕自慢的経験として、朝7時から夜7時まで500kg摘んだ話を披露して下さいました。他国産地とは数倍差がある茶摘み量、繁忙期(4月〜5月に始まり9月いっぱいまで続く)には朝から夜までフル稼働で紅茶が生産されているからこその世界5位なのでした。
トルコの茶栽培の歴史は1926年トルコ紅茶の父ジフィニデリンにより始まり、1937年にグルジア(現在のジョージア)から輸入した50tの茶種が本格的生産の礎になりました。1940年にリゼ茶研究所が接率、ソ連が主な輸出前となって茶業は急速に発展しました。
1961年には日本の農林省技官もトルコに派遣されています。
1971年チャイクール(紅茶農業管理公社)設立、1984年民営化、現在に至ります。
そして、紅茶をこよなく愛するチャイの国、一日にグラスで何十杯も飲んでいます。
青い黒海を眼下に広がる緑の茶畑と畝に咲く赤いバラの横でいただいたチャイを思い出しました🥰

2022年3月27日facebook記事より

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