朝比奈玉露

1980年玉露園風景写真

覆い栽培01

覆い栽培02

こもを編む

こもを編む道具

覆い栽培03

東平玉露

覆い栽培04

覆い栽培05

朝比奈玉露として知られる玉露を生産する岡部は、かつては東海道21番目の宿場町として発展した朝比奈川清流沿いに広がる緑美しい自然に育まれた地域で、京都の宇治、福岡の八女と並び、玉露の三大生産地の一つとして数えられます。
5月こもの下で手摘みする風景は美しい日本の風物詩になっています。
日射を遮って新芽を成長させるお茶の栽培方法を覆下栽培とか被覆栽培と言い、高い品質の追求される玉露や碾茶作りで行われます。
現在はあまり見ることができなくなってしまった手織りのこもがかかる茶畑の風景、こもが斜面一面に広がる前島東平さんの玉露園は日本一美しいと言われ、世界中から取材が絶えません。
こもをかける期間は目安として摘む前の20~30日間、この年は4月3日からこもがかけられ始め、茶畑全体にこもがかかった風景が見られのるは、たった2日間ほどでした。ここを訪れたお客さんが喜んだからもっと喜ばせたいという気持ちでつくったのが「東平玉露茶ばらもてなし処」、そこで玉露作り60年前島東平さんが常とする「お客様に喜ばれる三原則」をうかがいながらいただく玉露は、忘れがたい一杯となります。
品評会用のさえみどりの茶畑は川沿いにあり、橋のたもとにはこもを編む作業小屋がありました(こもを編むワラのために、稲作もしています)。
前島東平さんのところのこもは手編み、秋から冬先にかけてず~っと編む、気が遠くなるような仕事です。
あまり日を遮り日よけを強くするような編み方をすると木が弱ってしまいます。編み方のむらは品種によって多少違いをつけています。日がさす昼間涼しく夜中温かい環境で茶樹は葉を摘まれる20~30日間過ごすのです。
こもは、3~4年間こもとして役割を果たし、その後は茶畑の土として、最後まで茶樹を守る仕事をまっとうするのでした。

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