高麗時代よりお釈迦様の誕生日4月8日を祝って燃燈の行事を行うようになりました。
現在でも寺の境内や通りのあちこちに燃燈を灯して祭りを楽しみます。
仏教立国であった高麗では、王さまが自らお茶を挽いて仏さまに供えるほど仏教が深く信仰されると同時に、お茶も文化として浸透しました。春の燃燈会(旧暦4月8日にお釈迦様の誕生日を祝う祭典)、冬の八関会(豊穣と国家安寧を祈る祭典)など重要な国家的祭儀は、茶房という部署でとりしきられ、寺院では、お茶を作っておさめる茶村ができました。
4月8日の節句食には、楡葉餅、鯛の蒸し焼き、ソーメン、ゆで豆が用意されました。
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