世界のお茶を楽しむ会 スリランカ編~セイロンティー黎明期の二大偉人、1867年の始まりから150年

昔の製茶図、テイラー形見のプレート

リプトンズシート

ジェームス・テイラーバンガロー跡

150周年記念Book、記念切手

《セイロン紅茶の父ジェームス・テーラー》
ルーラコンディラは、1878年に成立したスリランカ初の茶園です。その成立は後にセイロン紅茶の父と呼ばれるジェームス・テイラーから始まります。
テイラーは1835年にスコットランドの農家に生まれました。17歳でセイロンに渡り、コーヒー園で働き始めます。1867年テイラー32歳の時、労働力として入れられたタミル人200人を連れ寝食を共にしながら荒れ地を茶栽培のために開墾しました。1872年、そこで作られた紅茶がロンドンに運ばれ好評価を獲得しました。その成功に刺激されたプランター達がこぞって茶栽培に力を注いだことによって茶産業が発展しました。テイラーは1892年57歳、赤痢のためなくなります。24人の男たちが交代で棺をルーラコンディラからキャンディの墓地まで果てしない道のりを徒歩で運び、その後をたくさんの労働者が追って長い行列ができたと言います。
ジェームス・テイラーが住んだバンガロー跡、石に書かれたジェームス・テイラー物語最後の一節には、He remained a bachelor and Loolecondera was his first and last Loveと記されています。
《世界の紅茶王トーマス・リプトン》
リプトンは1850年スコットランドグラスゴーで生まれました。少年時代から商才があり、自分の店を手にいれたのは若干21歳の時でした。モットーは「生産物は生産者から直接仕入れる」「商売の資本は体と広告」。紅茶の商売に着手した翌年の1890年にセイロンに渡り、ダンバテンなどを買い取り茶園経営を手がけます。キャッチコピーは“Direct From The Tea Gardens To The Tea Pot”
その後世界展開し、大企業となったリプトン創始者としてトーマスリプトンが残した財産は遺言によって故郷のグラスゴーに寄付され病人と貧民を救う基金となりました。
[茶譜]
ヌワラエリア、キャンディ、ウバ、ルフナ、ディンブラ5産地の紅茶とキリテ
[ティーフーズ]
・パイナップル with(スリランカ屋台風に)チリペッパー
・櫻井甘精堂3日間限定販売舟流し栗ようかん
・ブーケデスポワール焼菓子

2022年9月26日facebook記事より

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