伝統和ロウソクのお話

朝4時から夕方の6時まで、5の作業を経て、ロウソクはできあがります。
昔からの伝統的な和ロウソクには赤と白があります。白いロウソクの完成後、それに朱がけをすると、赤いロウソクができあがります。
和ロウソクの原料は、ハゼの木の実です。
このハゼの木の実を蒸して、熱いうちに絞った汁がロウになります。
鍋の中でロウを溶かして、どろどろの液体にする。そして溶けたロウの中に岩絵の具という日本画に使われる赤い顔料を混ぜます。50℃~53℃の紅いロウを使って、白いロウソクの表面を紅く染めるのです。
赤いロウソクはおめでたい時と、法事にも使いました。
本来、戦前まではずっと和ロウソクが使われ続けてきました。戦前までは日本中だいたいの家庭、神社仏閣で和ロウソクを使ったのです。
それが、戦後になって、どんどん和ロウソクを使う人が少なくなってしまった。
伝統的な和ロウソクを使う人がだんだん少なくなってしまって、現代、和ろうそくを見たことがない、使ったことがない人が増えました。
ハゼの木の実から作る和ロウソクはすすがとっても少ないので仏壇の金箔が汚れにくい、ロウの横流れがなく全部燃えて消えてゆきます。風にとっても強く、お墓参りに持って行っても安心です。火をつけた時、すごく綺麗な炎が上下に揺れる、生きているような神秘的な味わいのある、とっても幻想的な燃え方をします。
そんなロウソクが日本から消えてゆくのは残念です…

~2021年10月30日facebook記事より

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