助はんどうを囲む茶樹と棚田100選大井谷@島根吉賀町

島根県の旧柿木村には、室町時代から江戸時代にかけて作られた棚田が現在なお600枚以上残っています。江戸時代には津和野藩主への献上米となりました。
棚田の頂上付近には中心が深く削られた石があります。旱魃の年にここにだけ溜まる水を飲んで村民が生き延びたことから、助はんどうと呼ばれるようになりました。はんどうとは、この地方の方言で水甕のことです。その周りを取り囲む茶樹は、石垣で組まれた下方の棚田広がり、旧道まで繁茂しています。それを摘んで各家が釜で番茶を作ったとか。
ここでお茶にまつわる興味深いお正月の儀式をひとつ『柿木村誌』よりご紹介します。
亭主が茶釜に若水を三杓汲む。そのおり「とんと汲む、若水を。万ずの宝を吸い込む」と一回唱える。それで茶をわかして湯飲みに入れ、箸で神棚に三回ふりかける。そして、神棚、床の前の神、蔵の神、オカマサマに灯明とともに茶を供える。これは三日間亭主がする。
今晩の夕飯は、地元食材で作った天ぷら定食と自家製釜炒り茶でした^_^
※はんず・はんどう=水甕
ここでは、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、吉見軍に加わって従軍した齋藤市郎左衛門が蔚山から連れ帰った李郎子を近くに住まわせ陶器を焼かせていました。
🍵鹿児島にはんず茶があるように、島根にもはんどう茶があたかも知れません。うちの御先祖もそんなふうにお茶作りをしていたという日誌があるよという島根の史料があったら素敵ですね🥰

2022年5月21日facebook記事より