OP(オレンジペコ)とBOP(ブロークン・オレンジ・ペコ)に分けられた茶葉を発酵室に運び、5㎝厚で積んで発酵棚に並べます。温度15~40℃湿度80~90%自在に調節できる発酵室横には相対湿度表が貼られています。
温度33℃湿度90%途中切り替えして2時間適切な発酵を目指します。
酸化がすすまないと出来上がった時に黒い外観の紅茶になってしまうし、発酵時間は緑茶品種は紅茶品種より短くしないと腐敗臭が発生してしまうこともあるとのことで、発酵室の設定も経験からくる積み重ねがないと温度湿度時間を決めるのは難しいです。
発酵を終えた茶葉は13:05から25分間の乾燥にかけました。紅茶用流動層乾燥機は無限軌道で移動する幅広の多孔状の輸送帯上に茶葉を薄く広げて、下からの熱風で最終的に茶葉の含水率を約3%までに減少させる機械です。機械内は3段に分かれていて、最上部から茶葉を投入して、最終的には最下段まで移動していく間に乾燥します。
入口温度109.4℃上段温度106.1℃下段温度108.5℃で25分間乾燥にかけました。製茶工程は最終段階へ続きます。(2015-8-14)
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