世界お茶まつり2016春の祭典・千両茶

世界お茶まつり春チラシ表

世界お茶まつり春チラシ裏

千両茶

千両茶をいれる

世界お茶まつり2016春の祭典、喫茶人の会では、5月13日(金)から15日(日)の毎日10時~16時、島田市お茶の郷博物館3階にて、ウエルカムティー及び世界の喫茶展示コーナーの計4ヶ所でウエルカムティーコーナー、中国茶体験、トルコのチャイ体験、チベット族のバター茶体験を行いました。
本日から当日まで、担当する中国茶コーナーでお出しした中国茶のひとつが、長さ166.5㎝、円周56㎝、重さ36.25㎏の大きさから、「黒茶之王」、「世界茶王」ともいわれている千両茶。荒茶以降すべて手作業で行われます。千両茶の後半の行程は、円柱形に編んだ竹ひごの竹筒の中に棕櫚、その中に笹の葉を敷き詰めた三層構造で、1年寝かせた黒茶の荒茶(蒸して柔らかくなったもの)を詰め込んでいき、膨らんだ竹筒を6~7人一組になった男性たちが足を使って締め上げ元の3分の2くらいの太さにまで圧縮するのです。こうして出来上がった茶は、他のどの緊圧茶よりも固く仕上がります。出来上がった千両茶は約1か月自然乾燥して味が陳化、熟成されていきます。質の良いものは、茶身の中に金花が育ち、味わいが変化していきます。また、香りは、お茶の香りに竹、棕櫚、笹の香りが相俟ってより深い香気になります。味は、茯磚茶に似ていますが(金花の味わいあり)、水色は深い黄色で、落ち着いた深みのある味わいです。
(2016-5-6)

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