茶草場農法@掛川

広い草場がある掛川の茶畑

トノサマバッタ像

茶草場農法の絵本

フジタイゲキ

世界農業遺産をご存知でしょうか?
正式名称は、「世界重要農業遺産システム(GIAHS)」、伝統的農業や文化、土地景観の保全と持続的利用を目的に2002年に創設されました。
日本では、「トキと共生する佐渡の里山」、「能登の里山里海」、「阿蘇の草原の維持と持続的農業」、「クヌギ林と溜め池がつなぐ国東半島・宇佐の農林水産環境」、「清流長良川の鮎」、「みなべ田辺の梅システム」、「高千穂郷・椎葉山地域」、そして「静岡の茶草場農法」が登録されています。
山から刈り取ったススキなどの草を茶園に敷くことによって、冬場茶園土壌の保湿保温を行い、土中の微生物の繁殖を助け、最後に草が堆肥にもなるという環境と共生した昔から行われてきたこの農法を最初に見学させていただいたのは2013年11月のこと、ちょうどこの年の5月に世界農業遺産に認定されたのでした。川根町で茶畑に乾燥したススキを敷きこむ様子も見学させていただきました。
あれから4年近く経ち900記事ぶりに訪れた茶草場農法の地は掛川です。季節は変わって初夏です。茶畑周辺の草場が広いです。フジタイゲキは黄色い花を咲かせていました。
晩秋に草場から刈り取ったササやススキを刈り取って乾燥させて刻んだ草を冬場の茶畑に敷き込むことによって、土壌の保湿保温、堆肥、土壌の流出防止、雑草繁茂抑制などに役立つだけでなく、フジタイゲキを代表とする絶滅危惧植物やカケガワフキバッタを代表する絶滅危惧昆虫を保護する仕組みにもなっていることを実感しました。

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