徳島県の一部地域だけ(上勝町と那賀町)で作られている阿波晩茶、その作り方は独特で、真夏に茶樹のすべての葉をしごきとることから始まります。茶葉は大釜で茹で、茶擦り機で葉を揉んで、桶に詰めます。桶には茶葉と同重量の重石を置いて、二週間ほど漬込んで乳酸菌発酵させ、その後ムシロに広げて三日間天日干しにするのです。
阿波晩茶の中で神田茶(じでんちゃ)という名前で販売されている晩茶があります。こちら生産者さんたちのこだわりは、茶樹が生育に最適な地質(赤土)やこの地にいる土着菌(乳酸菌)など恵まれた自然環境と、昔ながらの作り方を守っていること。
そして茶神様がいることでしょうか?^^
祠にいらっしゃるのは、弘法大師のようです。
(2017-11-2)
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