山田家の阿波晩茶作りは、7月24日からお盆くらいまで。一日摘める量は20kgほど、山茶のある場所5ヶ所(茶畑はありません)に摘みに出かけます。摘んだ葉は沸騰した湯の中にずぼんと入れ、青がたけてくる前に湯からあげて揉捻機に1分から2分かけます。家に揉捻機は置いていません。揉捻機屋さんが一日数軒、揉捻機を積んで茶葉がたまった家を回るのです。昔は杉樽を使っていましたが、最近では樽を作る職人さんもいなくなったのでポリバケツにかわりました。200ℓ容器に100kgの生葉を漬け込み、120kgの重しをして、その上から煮汁を流し、一ヶ月間おきます。乾燥は、天日干し、天気が良ければ2日だいたい3日。2〜3日1サイクルとして10回ほど繰り返す夏なのでした。
夏に作った晩茶、蜜柑と一緒にワンコに見守られながら美味しくいただきました。
お土産のいただいたのは、上勝阿波晩茶ガイドブック「晩茶の旅」、生産者さんたちのページ、阿波晩茶がいただけるカフェ、レストラン、ショップなど、最新情報がつまった一冊です。これはクラウドファンディングで作成され、800円で販売されています。生き生きした写真満載で、ビジュアルブックとしてもガイドブックとしても素敵です。
(2018-3-5)
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