擦った茶葉を桶に漬け込む作業は、空気を抜くことが大切。周りを押さえこんで、放射線状についてゆく。理由は、これからここに住みつこうとしている乳酸菌たちは空気がないほうが心地よく働けるからです。
重石を乗せた上から茹で汁を注いで、茶摘みから始まる一日の作業は終了、半月後桶から出すまで美味しい発酵を待ちます。
本日のこの小さめの木桶ならば、漬け込む茹で葉量は18kgくらい、茶葉を漬け込んだら棕櫚の葉で蓋をします。棕櫚以外にも芭蕉の葉が使われます。今日棕櫚は5枚敷きます。
漬け込んだお茶の量よりも少し重めの重石を載せます。20kgくらいでしょうか。
その上から茹で汁を、木ぶたの上ぐらいまで注ぎ込みます。3〜4時間くらいたつとブクブクが始まります。
これで、数週間以上から漬け込んだ後桶から出して乾燥させると、三割くらい5kgから6kgの阿波晩茶が出来上がります^_^
(Facebook記事2019年7月20日Facebook記事より)