栄西禅師が1226年に創建したと伝えられる本覚寺、江戸時代には万病に効くという黒薬が名物で東海道を旅する人々の往来が絶えなかったお寺です。東海道の景勝地には茶屋が立ち並びますが、こちらには、1863創業の幕末日米和親条約が締結され開港されると、一帯の寺院は諸外国の公館(例えば慶運寺はフランス領事館、成仏寺は外国宣教師宿舎、宗興寺はヘボン博士の施療所)として利用されました。本覚寺も一時期星条旗が掲げられたアメリカ領事館となり、白くペンキが塗られた山門の名残りが唐獅子に残っているといいます。神奈川駅を臨む高台に建つ山門へと上って行くと、階段の両脇にお茶の木が植っています。開港の歴史を見た木々でしょうか?^_^
2023年1月5日facebook記事より