梅見月の紅茶

湖北省の青磚茶を飲む会で話題になった湖南省側で青磚茶を作っている永巨茶業。
永巨茶業の前身は1865年に晋商が創立した永巨茶庄、清末民初ロシアに達するティーロードを築いた立役者のひとつです。
会社は湖南黒茶の二大生産地の一つである臨湘市聶市鎮に位置、湖南省茶業(集団)有限公司傘下にあり、湖南省で唯一青磚茶を生産する企業です。登録商標“洞庭”は青磚茶ブランドとして著名な商標で、会社自体も中国茶葉100強企業、国家辺茶定点生産企業し指定されています。
清朝末期から民国初期にかけてモンゴル・ロシア向け磚茶生産で栄えた羊楼洞は湖北省と湖南省に跨る地域、湖北省側に紅磚茶(米磚茶)に類似する湖南省側の紅磚茶があるかとこの永巨茶業の上海旗艦店を訪れましたのは2017年のこと。茶葉で築かれた豪華な店内になぜか湖北省側の龍頭企業である趙李橋の紅磚茶(米磚茶)は置かれている。なのに、湖南省側の紅磚茶は見つけることができませんでした。
でも、収穫がなかったわけではなく、地元湖南省の紅茶で作った高級小沱茶を購入することができました。沱茶なのに常識的や値段ではなかったので仕舞い込んだまま一度も飲まずじまい。
青磚茶を飲む会でそのお茶のことを思い出してしゃべったら飲んでみたいという茶友がいたので、今晩それが入っているジプロックを開けてみました。この茶の香りって、紅茶としてどうなんでしょう?沱茶だから…?正解がわかりません🤔静かにジプロックを閉じました🥺
さて、2月27日の「世界のお茶を楽しむ会第二回キーモン紅茶百花繚乱」は、10等級を飲み比べた後最後にゆっくり味わう予定のキーモン記念餅茶(1915年パナマ・太平洋万博から100年記念2015年製)に乞うご期待です。参加者の方々、お楽しみに^^

2022年2月20日facebook記事より

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