匠の功技を味わう/本山茶の話

講師: 小島康平商店小島康平先生
会場: 小田原鴨宮岩瀬邸(安政4~5年(1857~1858)160年前に建てられた茅葺屋根農家造りの建物、戦後三越の社長として長年財界で活躍した岩瀬英一郎の生家)
本山茶とは、静岡を流れる安倍川と藁科川流域とその周辺を含む地域で作られている茶を指す。
茶商の仕事とは
生産と消費間の様々な課題を解決する仕事
1)仕入れ
2)仕上げ
3)火入れ
4)ブレンド
〈料理と茶をマッチングさせる3つのヒント〉
①油味のある料理に対し次の料理を楽しむため、口の中をリセットする役目を果たすお茶を。
②料理の旨味とお茶の旨味、香りと香り、相乗効果を生むお茶を。
③甘味に対照的な茶の苦味で合わせる。
本山茶と中華料理
一.杉本晴一茶師手摘みやぶきた(内牧産)
… 自家製焼き豚、鳥砂肝山椒たれ、揚げ茄子薬味、蒸鷄ごまソース、松茸の煮凝り
ニ.手摘みやぶきた冷茶(梅ヶ島産)
… 鷄団子と秋のきのこ壺蒸しスープ
三.天下人(足久保産)
… 若鶏の牡蠣ソース炒め、青梗菜のあんかけ、豚ロース野菜巻き甘酢あん
四.中蒸しやぶきた(藁科産)
… 海老団子のチリソース

2020年11月3日facebook記事より

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