東福寺

東福寺で絵になる場所といえば、臥雲橋、通天橋、偃月橋の三名橋。
三門西側に並び建つのが、禅堂と東司。禅堂は、日本最大最古の坐禅道場。東司は室町時代前期に建立された日本最古のトイレ。三門東側に建つ浴室は東大寺の大湯屋に次ぐ日本で二番目に古い建物であるなど、何もかもが最大最古級を誇っています。それだけの歴史があり、多くの僧が修行してきた寺の開山は円爾弁円、聖一国師です。
聖一国師は駿府国に生まれ、久能山久能寺に入り、その後園城寺で天台学徒となり、栄西の高弟を師としました。33歳で宋に渡り、杭州径山万寿寺で法を嗣ぎ、筑紫に崇福寺、承天寺を建て、名声を得て開山したのが東福寺です。
杭州径山万寿寺から持ち帰った茶の種子を足久保にまいたのが静岡茶の始まりと伝えられています。三門と仏殿及び法堂間に聖一国師の故郷栃沢で生まれた茶樹が植えられています。

2020年8月31日facebook記事より

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