今日のランチはけんちん汁と鎌倉はちみつプリン🍯
ごぼう、大根、里いもなどを胡麻油で炒め、だし汁を加え、醤油や味噌で味付けした精進料理をけんちん汁といいます。精進料理とは、不殺生戒という仏教の戒律に基づいた肉や魚を使用しない料理。
だし汁も鰹節や煮干しからではなく昆布や椎茸から。
けんちん汁という名は、建長寺の開山蘭渓道隆が、野菜の皮やヘタを無駄にしないようにと発案した建長汁が訛って呼ばれるようになったのだといわれています。豆腐を崩して入れるのは、誤って落として崩れてしまった豆腐をそのまま入れたのがきっかけなのだとか。
源頼朝が流されていた伊豆韮山にも、国清汁(臨済宗円覚寺派の古刹国清寺に伝えられた味噌仕立ての汁)いう名で知られた汁があると書かれていました。
建長寺開山大覚禅師は中国西蜀淅江省に生まれ、名を道隆、蘭渓と号しました。寛元4年(1246)33歳で来朝、建長寺入山は40歳頃とされています。
2020年7月30日facebook記事より